丘珠空港機能強化計画に関する「PI最終とりまとめ」について

令和8年7月、北海道開発局および東京航空局は、丘珠空港(札幌飛行場)の機能強化計画に関するパブリック・インボルブメント(PI)の実施結果を取りまとめた「丘珠空港機能強化計画に関するPI最終とりまとめ」を公表しました。

丘珠空港は札幌市中心部から約6kmに位置する共用空港であり、道内外を結ぶ航空ネットワークや防災・医療支援を担う重要な交通拠点です。今回の取りまとめは、滑走路延長をはじめとする機能強化計画について、市民や空港利用者、関係者から寄せられた意見を整理し、その考え方を示したものです。

PI(パブリック・インボルブメント)について

PI(パブリック・インボルブメント)とは、国や関係自治体が計画の早い段階から市民や関係者へ情報を提供し、意見交換を行いながら、いただいた意見を計画検討に反映していく取り組みです。丘珠空港の機能強化についても、この考え方に基づいて検討が進められました。

PI活動の実施状況

PI活動は令和7年10月から令和8年1月まで実施され、特設サイト、SNS、広報誌、チラシ配布、住民説明会など、さまざまな方法で情報提供と意見募集が行われました。特設サイトの閲覧数は約14,800件、住民説明会・オープンハウスには延べ約2,400人が参加しました。

また、意見募集では、WEBフォーム817件、ハガキ358通、住民説明会での付箋319件の合計1,494件の意見が寄せられました。

意見募集結果

丘珠空港の機能強化については、回答者の9割以上が「必要」または「やや必要」と回答しました。特に、空港アクセスの改善、ターミナル機能の拡充、道内外航空ネットワークの強化、防災・医療機能の充実、冬季運航の安定化などを求める意見が多く寄せられました。

一方で、騒音や周辺環境への影響、安全対策の充実、住民との合意形成を求める声も寄せられており、今後の検討課題として整理されています。

滑走路延長計画について

国は、現行1,500mの滑走路を300m延長し、1,800m化する計画を検討しています。これにより、小型ジェット機の通年運航が可能となり、冬季の運航安定化や航空ネットワークの充実、防災・医療機能の向上が期待されています。

また、比較検討された複数案のうち、滑走路両端をそれぞれ150m延長する案について、事業費や工期、周辺施設への影響の面で優位であるとの考え方が示されました。

今後の予定

北海道開発局および東京航空局は、PI最終とりまとめの結果を踏まえ、環境影響評価や事業化に向けた検討を進める方針です。

PI最終とりまとめの詳細は、北海道開発局の特設サイトをご確認ください。

丘珠空港機能強化計画に関するPI最終とりまとめ(北海道開発局特設サイト)

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